時空の扉をひらく ー 4つのスターゲートと今年の立秋について ー
いよいよ夏の土用も終盤ですね。
夏から秋へと時空が移り変わっていく、
その切替えポイントである「立秋」は
今年は8月7日にやってきます。
(年によって立秋の日は
8月8日になることもあります。)
春分ー夏至ー秋分ー冬至が
地球に降り注ぐ太陽エネルギーの
4つの大きな切替ポイントであるなら、
それぞれのちょうど中間の日であり
地球を巡る四季エネルギーの
4つの切替ポイントでもある
立春ー立夏ー立秋ー立冬も、
地球を取り巻く流れの大きな転換点として
古来から重要視されてきました。
ちなみに、、、、
西洋占星術でもこの4つは
・エンジェルズゲート
・ブルスゲート
・ライオンズゲート
・イーグルスゲート
として認識されていて、
ライオンズゲートが特別な日として
取り挙げられることが多いですが、
東洋の暦と同じくゲートは4つあります
(タロットカード大アルカナの
10番目のカード「運命の輪」の絵にも
これら4つのゲートの図象が描かれていますね)
ただ、先日UPした「星暦」にも
書かせて頂いたように、
現在の一般的な西洋占星術では
春分点を牡羊座に固定して
昔の12星座の位置のままの盤面に
今の10惑星の位置をプロットしたものを
チャート図として読むので、
今の実際の星空の状況とは合っておらず
「立秋」にあたるゲート
(=地球から見て、太陽が位置する星座)
は、当時の暦で獅子座方向にあったので
その慣わしのまま「ライオンズゲート」と
呼ばれてしまっていますが、
今現在の実際の立秋のゲートの先は
獅子座ではなく、蟹座の方向を向いています。
さて、、、暦の中で巡ってくるこれらの
立春ー立夏ー立秋ー立冬の4つのゲートは、
北極星の向きに地軸を合わせ
太陽を中心とした地球の動きを羅針盤にして
地球が位置する方角を当てはめると
北東(艮)ー南東(巽)ー南西(坤)ー北西(乾)
となります。
それら4つのゲートは陰陽道などでは
鬼門ー地門(または地戸)-人門(または表鬼門)ー天門
と呼ばれ、
天門と地門を結ぶ線はそのまま
「天地を結ぶ軸」であり
鬼門と人門を結ぶ線は
神や鬼(や故人)つまり目に見えない存在と
人間という実存の存在を繋ぐ
「魂の通い路」「神様の通り道」
となっています。
立秋の日、この太陽系の羅針盤のなかでは
鬼/人のゲートが軸となり、
中心の太陽から見ると
地球は南西つまり「人門」の向きにあり、
反対に地球側から見ると
太陽は北東の方向=「鬼門」にあって、
旧暦において、死者の魂が一時的に
お盆の頃に還ってくるという
古来からの考えは、
このこととも間接的に繋がっていて
故人の魂と現世の人が心を通い合わせる
慣わしとして現代に遺っています(※1)
古代エジプトでも
アセンションして神となった存在達が顕れる、
もしくは、人が神々に近づくことのできる日
として捉えられていたようで
このタイミングは重要視されていました(※2)
今年はちょうど、立秋のゲートを越してすぐの
8月9日に満月を迎えますから
今の自分にいのちを繋げてきてくれたご先祖や、
先立った大切な人たちに
想いを馳せて感謝を贈るには
ぴったりなタイミングですね。
また、陰陽五行の世界では、
立春ー立夏ー立秋ー立冬という
季節の衣替えに合わせて、
それらの時節の前に「土用」の期間が置かれ、
その期間中にエネルギーが入れ替わっていく
とされています。
‘土用’と聴くと、体調の変化などに
意識が向く方も多いと思いますが、
四季の巡りのその継ぎ目にあたり
実際、宇宙から太陽系へ向かって
また、太陽から地球へと向かって
流れて来る真新しいパワフルなエネルギーを
受け取ることができる
貴重なタイミングでもありますし、
自分を取り巻く世間の渦からあえて少し離れて
「今ここ」の自分に立ち返るのに
最適なタイミングでもあります。
今回の立秋では
鬼/人のゲートのライン上に
太陽ー地球ー月と、ほぼ一直線に並び
それと90°に交わる天/地のゲートのライン上に
金星ー太陽が、ほぼ一直線に並びます。
聖なる女性意識・聖なる男性意識という
相対する二極のエネルギーに加えて
もう一つ、聖なる子供意識(マジカルチャイルド的な)
が活性化していること、
この3つの意識が調和がとれていることが
このタイミングにおいてはとても大切になりそうです。
自分のなかの陰陽統合や
男性性/女性性など
二極のバランス・調和といったことは
日々実践されている方も
多いのではないかなと思いますが、
「人からどう思われるだろうか」とか
「社会の、誰かのお役に立たねば」といった
周りの人の目や他人の期待感を
気にしたスタンスではなく、
「私はこれが好き」という自分の本音や
「これ愉しそう!」「これがやりたい!」
という好奇心そのままの素直な思いを
まずは自分の中で採用し、
尊重してみてくださいね。
(今回の土用の時期のエネルギーについては
前回の「宙の象り」の記事も併せて
ご参照ください)
こうして立秋の時に
自分のなかで芽吹かせたエネルギーは、
半年先の立春を迎える頃に
花開いたり、実を結んだりする
次なる動きへと繋がっていきます。
そう思うと今から愉しみですよね♪
立秋を迎えて
暦の上ではもう秋が始まるよ、と言われても
おそらくこの連日の猛暑のなかでは
実感はかなり薄いですし、
暑さが落ち着いて秋気が漂いはじめるのは
実際もう少し先ではあるものの
「エネルギーが先で
現象はあとから立ち昇る」
という宇宙の法則そのままに、
その日にくっきりと目に見えたような
「変化」や「現実」はまだ視えないながら
地球は人知れずこの秋のゲートをくぐり、
流れが変遷していきますので
この視えざる太陽系のゲートを
私たちの母体である地球と一緒に
楽しくくぐっていきましょう💕
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なお、あらためて実際の天文図に照らし合わせて、
上記文章の注釈1・2を下記に加えておきます。
※1:旧暦のお盆の頃、太陽から見て
地球ー満月と並んだ先、つまり人門の方向には
天の川銀河の渦の中心があると推測される方も
いらっしゃいますね。
太陽系と天の川銀河の実際の位置関係でいうと、
太陽ー地球ー天の川銀河の中心方向が
一直線に並ぶのは、
夏至直前の6/16~6/18頃ですが
地球から見たとき、
旧暦七夕の頃、夜に天を見上げたときに
人門(南西)から鬼門(北東)の方角へと
またがって天の川がかかっていて
人門の方向(南西)に
天の川銀河の渦の中心があるように見えます。
人門(南西)の地平線近くに
蠍座のアンタレスと
天の川銀河の中心方向が見え、
天頂の近くの両岸に
ヴェガとアルタイルが輝くように見えます。
※今年の旧暦七夕は8月29日です。
※今年は閏月の年にあたり、
水無月のあとに閏水無月が差し込まれているので
旧暦のお盆の期間を新暦に当てはめると
9月6日~9月8日となります。
※2:「ライオンズゲートの日には
シリウスー太陽ー地球と直線状に並ぶので
強いエネルギーが降ってくる」といったことが
スピリチュアル界隈で言われていたりもしますが、
シリウスはカストルやポルックス、
カノープスなどが輝く「双子座」の方向
(西洋占星術のチャートの見方では蟹座方向)
に輝く恒星のため、
に書かせて頂いたように、
太陽系内での方角的に観た場合、
シリウスー太陽ー地球ーヴェガ(1万3千年前の北極星)
が一直線にならぶのは、7月5日前後です。
に書かせて頂いたように、
シリウスー太陽ー地球ーヴェガ(1万3千年前の北極星)
が一直線にならぶのは、7月5日前後です。
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それでは、今日もお読みいただき
ありがとうございました🌈✨✨
この度、Salon de GRACEから
Salon de LUMIERAへ、サロン名を変更
いたしました。引続きのご愛顧を宜しく
お願いいたします。(2025.9.23追記)
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